2011-01-01から1年間の記事一覧
「これ(私)という存在はただの木偶人形(使い物にならない人)である」 その立ち位置に在る事で私は責任から逃れ続けている。 それはもう、ほんとうに、
いばらの道であろうと 私には味方がいると思っていた しかしそれは 自惚れで 結局盛大に裏切られて ああやっぱりな、と 溜息だけが出るんだと思っていたら 大量の涙と 優しかった日々が 純粋に 流れ出て行って このまま全て出し切ってしまうんじゃないかと …
ほら、その足下にぽっかり穴が
届かない手紙を出し続けるのにも飽きたし もう伝えたい事なんかない。 そう思っているのに 私のグロテスクにひび割れた皮膚から どろりと溢れるものがある。 言葉になり音になり絵になり あらゆる形になって 忘れてしまった筈の何かが出てくる。 ただ原型を…
道ばたにしゃがみ込んで泣いている少年がいた。 通りすがりではあったが、何となく声をかけてみる。 少年は最初、しゃくりあげるばかりで言葉を発さなかったが 私が傍にいる安心感からか、 自分の不幸を吐き出す相手を見付けた安堵感からか 少しずつ落ち着い…
エフェクターではディレイが一番好きだ ずっと残響が続く 消す事もできる でも続ける事もできる 新しく始める事もできる 遅れてくる音が先に走る音に追い付きそうで 結局永遠に追い付かない でも新しく始める音は在る 懐かしい絵だ 鬼の絵なんぞもう描かない…
hide and seek.
最近見る夢が 日常のありふれた光景、というか 現実と間違えてしまうほどリアルでそして鮮明で 少しばかり前の感覚が戻って来ている気がする あまりにも夢がリアルすぎて怖い たとえば--夢の中で人と会い約束事を交わす-- 目が覚めてから「あれは現実での約…